元探検部部員が明かす究極のサバイバルグッズ


澤山晋太郎 博士(理学)
1997年から2001年の間、慶應義塾大学探検部に所属
南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、屋久島、尾瀬、会津駒ヶ岳、吾妻山、大朝日連峰、月山などの登山歴あり。
中国、ロシアと海外遠征の経歴あり。
ロシア入国時にはロシア語をマスターしている。
そんな、元探検部がサバイバルで持っておいたほうがいいグッズを紹介する。


まずは何と言っても、サバイバルナイフ。サバイバルでもこれだけあれば、生きていけるとされているくらいに重要。ただし、殺傷能力があるので、サバイバル以外の用途では絶対に使わないこと。殺傷能力の高い変なナイフは使用しないこと。ちなみに、サバイバルナイフはこの商品のように折り畳み式のものがいい。木の枝を拾って、ロープでくくりつければ、槍にもなるし、モリにもなる。特に、緊急時の食料として、確保しやすいのは海の魚であり、それをモリで捕まえるのがいい。川魚は焼かないと寄生虫の卵が入っているために食べれなく、量も少ない。海の魚は生でも血を抜けば食べれる。血抜きであるが、尾の先を半分だけ切って頭を上にして吊るす。ちなみに、日本では野生動物の確保はほぼ無理。しかしながら、鶏くらいはさばけたほうがいい。鶏の首をナイフではねて、逆さに吊るして血を抜く。羽などをむしって、小さな羽は火で焼く。内臓を取り出す。足などを切る。これを焼けば何とか食べれるようになる。


このような裁縫セットも非常に重要になる。サバイバルにおいては傷口は自分で縫わなければならない。後は、持っているだけで色々と便利。テントを修復したりできる。後は針を少し変形させると、釣り針に変形する。この針と糸を使って、木の棒に括り付ければ、海で釣りができるようになる。


このようなロープもあると便利。赤などできるだけ、背景色に溶け込まない色のものを使う。目立つ色だと発見されやすいから、救援されやすくなる。ロープはサバイバルナイフで適当な長さにして使う。もちろん、発見されないようにするためには迷彩的なロープを使う。ただし、迷彩服などはあまり役に立たない。泥や木の葉をうまく使って迷彩するほうがよっぽど有意義である。ただし、サーモグラフィーを使われたら最後。ちなみに、サーモグラフィー対策もあるが、それを使うのはよっぽどの時だけ。


鉈はマタギが使うような鉈を選ぶ。先端が尖ったもので、野生動物の確保にも使える。実際に日本の東北地方にはマタギが生きている。鉈で木の枝を切って、道のないところを移動できたりできるし、木の枝を使って、野生のテントを作ることができる。木の枝で骨組みを整えてから、葉で覆うといい。ちなみに、下にも草などで寝床を作る必要がある。この野生のテントの作成時にロープが必要になるのだが、ロープがない場合は野生のツルで作成できる。ナイフだけあれば、枝を切ったり、ロープをツルから作成するのが可能。なので、サバイバルナイフはサバイバルにおいて最も重要とされている。


このような火打石は持っていると便利。ライターなどでは限度があるので、長期間サバイバルをするのには、このような火打石が必要になる。ちなみに、この商品は一回で発火するほどいいできである。ちなみに、発火はよく乾燥した藁などで行う。後は、火を焚くときは落ちていて、乾燥している木材を使う。切ったばかりの木材は簡単に燃えない。ただ、たき火は山火事の原因になるので、注意が必要。通常の登山ならば、専用のガスコンロをテント場で使用すること。後は、水を運ぶために乾燥したコンドームが必要になるのだが、最近では乾燥したコンドームがほとんど手に入らない。



これからはもう少し、近代的なグッズを紹介する。

このような小型ライトは持っているだけで便利である。突然の停電に役に立つ。例えば、都会に住んでいる時も、停電してエレベーターが止まった時などにバッグに入れていると重宝する。最近は原発問題や自然災害が多発しているので、持っていると非常に便利。


これらは登山用のグッズであるが、一通りそろえるといい。特に車などにサバイバルグッズをザックに詰め込んでいれば非常時になんとかなる。テントやシュラフは多少高くても登山メーカーのものにすること。安物は死ぬ恐れがある。後はガスコンロであるが、EPIかイワタニのものがあって、ガスコンロと上のバーナーは同じメーカーのものにすること。他にシュラフカバーやザックカバーも必要になる。ただし、ザックカバーは最近だとザックに付いているものも多い。ザックは80Lくらいないと足りない。後はこの銀マットが非常に重要になる。銀マットがなければ、背中が痛くて寝れない。


雨具としてはモンベルが本格的でしかも安い。ヨーロッパの他のメーカーだと非常に高くなる。日本の山ならモンベルがあれば死なない。


エヴァニューのポリタンであるが、非常にいいと思う。2Lを2個持っていたい。


これはソーラーパネルで単三の乾電池を逐電できるものである。工夫すれば単四も逐電できる。非常時に困るのは電気なので、持っておきたい。特に長期間の登山や海外遠征で電池が手に入らない時は、このようなソーラーパネルが必要となる。


後はこのledランタンがあると非常に便利。単三の電池を単一にできるスペンサーもあると便利。


後は登山用のラジオがあると便利です。


後はやはり、毒草や毒キノコに関する知識があると生存率がかなり高くなります。


後はサバイバルに関する本ですが、このSAS(イギリス特殊部隊)の本が日本語で手に入る最高水準のものです。一番はアメリカ空軍のサバイバルマニュアルですが、こちらは英語です。こういうものを一冊読んでいるだけで全然違います。

現代サバイバルに必要なもの
 しかし、現代の社会に生きる人にとって、世界的な大不況や、金融危機(インフレ)が非常に問題になり、そこでのサバイバル術が必要不可欠になってくる。そのような時に、ゴールドやプラチナという貴金属を持っていると、インフレが起きた場合も大丈夫である。後は物そのものに価値があればなんだっていい。専門書などの本を大量に持つのもいい。後はできれば、ソーラー発電をやっておくと非常時に重宝される。ソーラー発電は現在は売電できる仕組みになっているし、蓄電器もあればより一層便利になる。小型の蓄電器やエネループなどの蓄電できる乾電池も重要。田舎なら井戸を作っておくと非常にいい。土建の業者で井戸を作ってくれる業者もいるし、使わなくなった井戸を利用できるようにすることもできる。ちなみに、井戸水は保健所に行って水質検査をしてもらう必要がある。水質検査は有料であるが、それほど高くない。後は井戸を掘るのなら、必ず浄水器が必要になる。通常の井戸ならば土で濁っているし、大腸菌が入っているのも普通である。そのために浄水器は必ず必要となる。三菱の大きめのサイズの浄水器があると便利である。小型の持ち運び可能な浄水器は探検活動などで必要となる。薬剤を入れて川の水などの微生物を殺す浄水方法もあるが、人体には有害。ただし、本当に困ったときは薬剤を使う。後は、農業をやっていると緊急時に役に立つ。農業では農地が全てである。昔から使われている農地が田舎にあって、高齢の世代が安く手放しているので、買い時である。非常に簡単な作物はイモ類であって、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなどは簡単に育つ。しかも、でんぷんを含んでいるので、カロリーとしてはいい。ただし、土の手入れは初心者には難しい。化学肥料として窒素をまくことは必要であるが、その化学肥料が手に入らなくなった場合は、牛のふんなどをまく必要があるし、それも手に入らなければ、豆類を植える必要がある。豆類は根に窒素をためる。特に蓮華の花などは根に窒素をためるので、田んぼによく植えられている。このような豆類は窒素固化という作業を行っている。ちなみに、非常食としてはカロリーメイトよりはウィダー・イン・ジェリーをお勧めする。カップラーメンはあまり長期間保存できない。後は、カロリーメイトはのどが渇いている時は食べることができない。その点ウィダー・イン・ジェリーは優れている。もっとも、ウィダー・イン・ジェリーとカロリーメイトを両方持っているほうがいい。

しかし、やはり、現代ではスマートフォンが最強の兵器になっている。google mapとGPSでどこにいるのか正確にわかり、ほとんどの山の山頂では電波が入る。特にドコモは電波のカバー率が高い。しかも、海外からあらゆる情報を暗号通信できる。リアルタイム配信も可能。サバイバルでも諜報活動でもスマートフォンが最強の兵器になった!!スマートフォンならドコモショップで買える。

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